電圧と照射エネルギー、及び消費エネルギーとの関係

海外120V仕様の電球を日本国内で使用するとどういう影響があるでしょうか?

  ご存じのように日本の電圧は、約100Vです。

そのため、国内基準の製品は100V〜110Vで製造されています。

110Vの製品があるのは、少し余裕を持たせた方が安全なためです。

しかし、海外製品の120Vの製品を日本で使うとどうなるでしょうか?

安全面では、余裕があるため大丈夫です。

しかし、明るさや仕事量など効果は58%にまで落ち込みます。

それでいて、消費電力は72%にもなるので、非常に効率の悪い電球となります。

つまりこの計算でいくとW数の箱表示と実際とは次のようになります。

   120V仕様の電球  実際の照射エネルギー 実際の消費電力  無駄な電力
        40W     23W     29W    6W
        50W     29W     36W    7W
        60W     35W     43W    8W
        75W     44W     54W   10W
       100W     58W     72W   14W
       150W     87W    108W   21W

  *もしあなたが、飼育ケージを10個お持ちで、それら全てに海外仕様のバスキングスポット

 100Wを一日12時間使用されているとしたら、140Wの電気エネルギーが無駄となり、

 電気代にして一ヶ月約1100円が浪費されます。

 ただし、これは理論上の計算であって実際は、低電圧で使用することにより、本来、製造目

 的のために作られた電球の分光分布図も変わってしまい、エネルギー以上の効果減も考えら

 れます。

 

これと同じようなことが爬虫類に一般電球を使用することによっても起こってきます。

 

 よく言われることですが、正直なところ、特殊な紫外線を照射する蛍光灯と違って、バスキング

目的の電球は、一般電球を使用してもあまり問題はありません。実際、安い一般電球を使用し

ている飼育者もいますし、一般電球をそのまま爬虫類用として化粧箱に入れて販売しているメー

カーも少なくありません。

 しかし、ポゴナ・クラブの製品は違います。東芝ライテックとの協力により爬虫類用の電球を独

自に開発しています。もちろん、外見は既成の一般電球の型を使用していますが、フィラメントな

ど中の構造は全く違います。その違いは、実際に点灯して並べていただくだけでも理解していた

だけることでしょう。

 効率よく、爬虫類飼育に効果のある分光エネルギーを照射するランプ。それがポゴナ・クラブの

保温ランプなのです。

 

 各社電球比較実験データからも明かですが、60Wで100W並みの効果が得られるとすれば、

一ヶ月で300円以上の電気代の差が埋められるということになるのです。

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